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東京農業の現状と役割

■東京農業の現状

我が国の農業は、担い手の減少や高齢化が進み、さらに輸入農産物の増加による価格の低迷は農業者の生産意欲を減退させています。こうした中、食料自給率は40パーセントにまで減少して危機的な状況に陥るとともに、遊休農地の増加は国土保全や環境保全の面からも危惧される状況となっています。

このため、国では平成11年7月、新たに「食料・農業・農村基本法」を制定し、食料の安定供給とともに、農業の持つ多面的機能の発揮、農業・農村の持続的な発展に重点を置いた政策を展開しています。

東京においても、高度経済成長期における急激な都市化により、農地や担い手が減少し、さらに都市部特有の問題として、相続税などの税負担が農地の維持・保全を困難なものにしている状況があります。

農業者、関係団体、行政、そして都民が一体となって、東京農業を取り巻く様々な課題を克服し、東京農業を魅力ある産業として振興していくことが求められています。

 

■農業の持つ多くの役割

農業には、質の良い農産物を安定的に供給するという本来の機能に加えて、生物資源・生態系等の自然環境の維持保存、みどりの保護やヒートアイランド防止等のアメニティ維持、さらに食生活等伝統文化の継承など様々な公益的・多面的機能を持っています。

特に都市化が進んだ東京においては、緑豊かな農地は、都民生活にうるおいとやすらぎを与えるとともに、子供たちに生命や自然の大切さを伝えるなど、都民の生活環境や地域の景観形成に重要な役割を果たしています。こうした公益的な機能を今後も十分に発揮していくことについて、都民から多くの期待が寄せられています。

 

■高い技術力と都市のメリットを活かした東京農業

東京の農業は、農地の効率的な利用や伝統に培われた高い技術力、旺盛な営農意欲などに支えられ、都市地域から山村、島しょ地域まで、それぞれの地域の特性を活かしながら、都民の暮らしと関わりの深い生産活動を行っています。

また、都市に立地する農業は、生産面では厳しさがあるものの、流通コストが安価であり、都民ニーズを直接把握でき、都市の情報をいち早く掴めるなど、不利な条件を補って余りある多くのメリットがあります。

 

○野菜は都民消費量の1割を供給

東京の農業生産額は約300億円。稲作が中心の他県と異なり、東京の主要農産物は野菜で、総生産額の5割以上を占めています。他に畜産、花の生産がこれに続いています。生鮮野菜では都民消費量の1割近い供給力を持っています。

 

○東京特産の魅力

東京特産野菜の代表コマツナとウドは、江戸の昔から東京で栽培される伝統的な野菜で、都民の食卓にかかせません。また、伊豆諸島の特産アシタバは、その健康野菜ぶりがテレビで紹介されて知名度がアップ、需要が高まっています。

東京しゃも、TOKYO-Xは東京都畜産試験場が作り出した銘柄鶏・銘柄豚です。東京しゃもの歯ごたえと深い味わい、安全にもこだわったTOKYO-Xの上品な香りと美味しさはプロの料理人も唸らせます。

 

○都民参加による交流型農業

都民に理解され、信頼される東京農業を展開するため、農業者と都民・消費者との交流、農業とのふれあいの場となる体験農園やもぎとり果樹園、花の摘取農園、家畜とふれあえる体験牧場など、都民との交流を目指す農業が進められています。農業体験などを通じた「食と農の教育」は、子供たちに自然や命の尊さ、環境や食べ物の大切さなどを伝え、子供たちの人間形成に大きな効果が期待されます。

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