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東京都農林総合研究センターには、明治から昭和中期にかけて描かれた900点に及ぶ園芸作物の細密画が所蔵されています。それらはカラー写真のない時代に、東京都農業試験場(現東京都農林総合研究センター)専属の絵師により、細部まで写実的に絵が描かれたものです。このコーナーで紹介されている園芸作物の中には、今はもうない、幻の野菜もここでみられます。

根みつば

根みつば

「小山田三つ葉」の起源は、南多摩郡忠生村小山田(町田市上小山田町)の田中庫三氏が大正二年に、養蚕以外の換金作物として、ミツバの軟化栽培を考えたのが始まりである。それから10年、庫三と府立農事試験場の牛村一保技師は、小山田丘陵の温かい南斜面を利用した横穴式軟化室の改良を重ね、地熱と太陽熱だけで軟化切りミツバを生産する技術を完成させた。正月用として高値で取引され、最盛期には作付面積が30ヘクタールを超えた。

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